薬剤師の転職サイトを徹底比較2019年版|選び方のポイント3つと各社の違い

数多くある薬剤師の転職サイトについて、各サイトの検索機能から出される求人件数などを徹底比較してみました。

転職サイトの選び方のポイントを3つに絞ってまとめてあるのでそちらも参考にしてください。

薬剤師の転職サイトの選び方のポイントは3つ

数多くある薬剤師の転職サイトを利用する際、選び方のポイントとして確認して欲しいのが、以下3点です。

①全体の求人件数
②自分が希望する条件(勤務地・雇用形態等)の件数
③サイトの運営会社

①の全体の求人件数は重要なポイントであり、やはり件数が多い方が無難です。

その理由として、単純に自分が希望する条件にマッチする件数も多くなる可能性が高くなるためです。

どんなに素晴らしい転職サイトであっても件数が少なければ自分に合う条件の転職先が見つからない可能性が低くなってしまいます。

ただし、他の人があまり希望しないようなニッチな案件を求めている場合は、求人件数が少ない転職サイトの方が得意としている可能性もあるので、特殊な条件を望んている場合は件数が少ないサイトも考慮してみる価値はあります。

 

②の自分が希望する条件の件数も、重要なポイントとして早々に確認しておきます。

どんなに薬剤師の求人件数が多くても、勤務地や雇用形態等で自分が望む条件の求人が少なければ意味がありません。

薬剤師の転職サイトは、基本的にどのサイトも勤務地と雇用条件などの条件を絞って検索をすることができるので、本登録をする前に必ず自分の望む条件の件数を検索しておきましょう。

 

③のサイト運営会社も確認しておきたいポイントです。

薬剤師にかかわらず、転職は人生における重要なイベントです。

その転職という重要なイベントを任せるに値する企業であるかを確認しておかない手はありません。

現状では、①に挙げた全体の求人件数が多い転職サイトであれば、まず間違いなくしっかりとした会社が運営していますが、それでもどのような属性の会社であるかを知っておいた方が良いでしょう。

転職サイトの会社の属性として、薬局を経営している系列会社が運営しているケース(ファルマスタッフは日本調剤、アポプラス薬剤師はクオール、薬剤師転職ドットコムはアイン、など)と、薬局系列ではない一般の企業が運営しているケース(薬ジョブ、リクナビ薬剤師、マイナビ薬剤師、など)があります。

薬局系列会社が運営しているケースでは、自社で薬局を運営している点から、薬局全般に関する内容や薬剤師業務に関する高いノウハウを持っている可能性があります。薬剤師業務の細かい点についても、自社の各店舗で比較した内容等などを把握している可能性もあります。

少し懸念される点は、自社の求人案件を勧められるのではないか、という点がありますが、私が経験した限りではそのようなことはあまりありませんでした。

一般企業が運営しているケースでは、どの薬局、転職先でもよりフェアに勧めてくれると想定されます。また、薬剤師以外の業種も扱っていることも多いので、薬剤師の転職に限らず、一般的な転職全般に関して、高いノウハウを持っている可能性もあります。

徹底比較する薬剤師転職サイトは7サイト

数ある薬剤師の転職サイトを全て比べているとキリがないので、ある程度目星をつける必要があります。

まずは、転職サイトの選び方のポイントの③で挙げた、サイト運営会社から目星をつけていきます。

薬剤師の人であればまず知っているだろうm3(エムスリー)が運営している「薬キャリ」、薬剤師に限らず誰もが知っているリクルートとマイナビがそれぞれ運営している「リクナビ薬剤師」、「マイナビ薬剤師」がまず挙げられます。

また、調剤薬局を運営している会社系列の転職サイトとして、調剤薬局業界の売り上げ2位の日本調剤系列が運営している「ファルマスタッフ」、同3位のクオール系列が運営している「アポプラス薬剤師」、少し求人件数は減りますが業界1位のアイン系列が運営している「薬剤師転職ドットコム」も挙げといて良いでしょう。

上記の合計6サイトだけでも十分な比較ができますが、転職サイトの選び方のポイントの①で挙げた薬剤師の求人件数では、これらの転職サイトを上回るサイトがあり、それが「薬剤師求人.com」です。

運営会社は株式会社フォーチュンという会社で、薬剤師以外にも医師や看護師などの医療系の求人を扱っている会社です。求人件数が圧倒的なこの転職サイトも今回の比較に入れていこうと思います。

一般企業・人材企業の転職サイト 薬局運営の系列企業の転職サイト
・薬キャリ
・リクナビ薬剤師
・マイナビ薬剤師
・薬剤師求人.com
・ファルマスタッフ
・アポプラス薬剤師
・薬剤師転職ドットコム

薬剤師の転職サイトの徹底比較|7つのサイトの特徴と違い

前述した7つのサイトについて実際に比較していきますが、まず前提条件を確認しておきます。

転職サイト比較の前提条件

・2019年3月時点の件数を使用
・あくまで公開求人の件数を使用

上記の通り、2019年3月に公開されている件数を使用して比較したものです。変動するしている可能性があることを予め考慮してください。

どこの転職サイトも公開求人の他に、非公開の求人も抱えていると思われます。あくまで各社のwebサイト上で検索できる公開求人の数であることにご注意ください。

また、個人的な見解も含まれるため、参考程度に考えていただければと思います。

転職サイトの求人件数比較と調剤薬局の割合

薬剤師の全体求人の比較です。

薬剤師求人.comが少し抜けていますが、薬キャリ、リクナビ、マイナビ、ファルマスタッフ、アポプラスに関して、各社そこまで件数に違いはないという印象です。

薬剤師転職ドットコムは少し規模が小さい印象ですが、やはり調剤薬局業界ではトップのアイン系列なのであなどれない。

ここにさらに調剤薬局の求人件数を入れて比較すると、やっぱりリクナビとマイナビは調剤薬局以外の求人件数も多いことがわかる。

他のサイトは8割以上が調剤薬局の案件だが、リクナビとマイナビは3〜4割程度、調剤薬局以外の案件が占める。

それでは、各転職サイト毎に詳細をみてきます。

薬キャリ

薬キャリは主にオンライン上で医療系サービスを提供しているエムスリー株式会社が運営しているサイトです。

m3.comのサイトの求人情報が「薬キャリ」となります。

薬剤師であれば一度は聞いたことがある会社名、サービス名であり、m3.comに登録すれば求人以外にもサービスが利用できるため、とりあえず登録だけでも良いサイトでしょう。

 

業種の内訳は87.1%と調剤薬局が多いですが、病院・クリニックも5.5%で少なくないのが特徴です。

 

首都圏と大阪で件数の過半数を閉めているので、その他の地方45%の方よりは首都圏、大阪で薬剤師求人を探している方のほうが向いているかもしれません。

 

正社員の求人46298件が、それ外に比べてかなり多いです。正社員向きのサイトとあると言えるかもしれませんが、正社員以外でも十分な数の件数はあります。

その他、詳細検索では「19時までの職場」や「ママ薬剤師にお薦め」などのこだわり条件で検索することができます。

リクナビ薬剤師

誰もが知っているであろうリクナビの薬剤師版です。

 

業種は調剤薬局が71.2%であり、調剤薬局が占める割合は他と比べると高くないです。また、調剤併設のドラッグストアの比率も18.4%であり、高い傾向があります。

 

首都圏と大阪以外の割合が62%もあり、高い傾向があります。地方の求人を探す場合も向いている転職サイトです。

 

雇用形態の内訳は、リクナビ薬剤師では全県だと見れなかったので、東京都での件数内訳にしてあります。

正社員が5694件、正社員以外も5381件と同程度の求人があるため、パートや派遣での求人を探している場合も良さそうです。

 

その他、自動車通勤可の条件や、未経験可での条件検索についても初めから件数が表示されていおり、こだわりの希望条件が探しやすいサイト構成になっています。

マイナビ薬剤師

リクナビ同様、こちらも多くの人に馴染みがある大手の転職サイト、マイナビ薬剤師です。

 

リクナビ同様、調剤薬局の比率が65.4%と高くないため、幅広い業態の求人を得意としているようです。

 

こちらもリクナビ同様、首都圏と大阪以外の割合59%と高い傾向があります。地方の求人を探すのも良いでしょう。

 

正社員43965件でやはり多いですが、正社員以外の求人34248件と十分にある印象です。

利用者満足度No.1というのが売りのようで、実際使った人の満足度も高いようです。

詳細検索では、系列薬局の店舗数の数でも絞れたりするのがユニークです。大手の調剤チェーン希望やその逆も検索できます。

薬剤師求人.com

株式会社フォーチュンという会社が運営している薬剤師転職サイトです。

薬剤師以外にも医師や看護師などの医療系転職サイトや、医療系・医療系以外にも情報提供サイトを運営している会社であり、どちらかというとエムスリーに近い形態の会社という印象です。

 

85.1%と特に調剤薬局が強いという印象ですね。

 

首都圏・大阪の割合が50%を少し切るくらい、それ以外の割合52%とほぼ同じ割合です。全国的に大きな偏りが少ない印象ですね。

 

71476件とかなり正社員の方が多いです。ただ、もとの案件の数が多いので、正社員以外の案件も40845件と十分多いですね。

 

詳細検索では小児科や耳鼻科など科目ごとの検索ができるのが良いですね。あとは「ママ応援」でさらに細かい条件が絞れるという特徴もあります。

ファルマスタッフ

ファルマスタッフは調剤薬局業界2位の日本調剤系列の会社が運営している転職サイトです。

 

調剤薬局系の求人は82.8%と圧倒的に多く、調剤併設のドラッグストアも9.0%であり、この2業種で90%以上を占めます。

 

東京は多いのはもちろんですが、神奈川も14%とかなりの数の求人があります。

 

雇用形態は正社員とほぼ同数の27497件の正社員以外の求人があり、派遣やパートでの薬剤師求人を探している場合にも向いていると言えそうです。

 

希望条件の選択肢として「週休2.5日以上」や「残業なし(ほぼなし含む)」などのチェック項目もあり、幅広い働き方の求人を探せそうです。

アポプラス薬剤師

アポプラス薬剤師は調剤薬局業界の3位であるクオール系列の会社が運営している転職サイトです。

 

ファルマスタッフと同様に、調剤薬局と調剤併設のドラッグストアの求人が90%以上となっています。

 

特徴的な点として神奈川の求人が16%と、東京よりも多くなっています。神奈川での求人はもちろん向いていますが、他の県が極端に少ないかというとそうゆうわけでもありません。

 

28234件と正社員が多いですが、正社員以外も十分な件数の求人があります。

 

その他のこだわり条件の検索項目として、「独立支援実績あり」や「かかりつけ薬剤師推奨」などのユニークなチェック項目もあります。

薬剤師転職ドットコム

薬剤師転職ドットコムは、扱っている求人件数は今まで紹介してきたサイトよりも少ないですが、何と言っても調剤薬局業界のトップであるアイン系列の会社が運営している転職サイトなので敢えて取り上げます。

特徴的なのは調剤併設のドラッグストという求人の括りがなく0%という点。おそらく調剤薬局もしくはドラッグストアの件数に含めているのだと思いますが、いずれにしても調剤併設のドラッグストア求人を探すにはあまり向いていないと考えられます。

多い業種は調剤薬局はもちろん、病院・クリニックも8.1%と、比較的占める割合が高いです。

 

埼玉県が比較的得意なのか、神奈川の件数より多いのは特徴的です。他の薬局系列であるファルマスタッフやアポプラスは神奈川が異常に多いのでその棲みわけなのかもしれません。

 

雇用形態は正社員が11937件で、正社員以外の5646件の2倍以上となります。

 

その他に検索条件として、「一人薬剤師」や「アットホーム」のチェックボックスがあるは特徴的ですね。

結論、転職サイトはどれにすれば良いの?

実際の求人件数の数値を用いて各社を比較していきましたが、前述の内容から自分が希望する案件が多そうな転職サイトに狙い目をつけて、実際に詳細な条件を検索してみると良いでしょう。

転職サイトの選び方として挙げたポイントの3つのうち、2つのポイント(①全体件数の多さ、③運営会社の信頼性)はすでに満たしてある転職サイトを紹介しているので、残りの「②自分が希望する条件(勤務地・雇用形態等)の件数」を確認すれば十分です。

正直、今回紹介した転職サイトであれば、どれを使っても正直大きな問題はないと思われます。

というのも、今回紹介した転職サイトはいずれも十分な数の求人案件があるものであり、多少の得意不得意はあるものの、こちらの希望を伝えればそれなりの数の案件を提示してくれるはずです。

ただし、注意したい点として、登録するサイトを一つだけに絞ってしまうと、担当のエージェントさんと相性が悪い場合に、ミスマッチの転職につながる可能性があります。

エージェントとの相性も考え3サイト程度は登録する

担当する転職エージェントとの相性を考えると、3サイト程度の複数サイトに登録することをおすすめしています。

一つ例を示すとすると、まずは調剤薬局を運営している系列会社の転職サイトとして「ファルマスタッフ」、

そして薬局運営系以外の会社のうち、医療系に特化している会社の転職サイトとして「薬キャリ」、

最後に薬局運営系以外の会社のうち、医療系に限らない会社の転職サイトとして「リクナビ薬剤師」、

これだけ登録しておけばまず自分の望む条件と出会えないということはないでしょう。

もちろん「ファルマスタッフ」を「アポプラス薬剤師」や「薬剤師転職ドットコム」、薬キャリを「薬剤師求人.com」、「リクナビ薬剤師」を「マイナビ薬剤師」に代えても問題ないでしょう。

最後に

転職サイトの徹底比較と選び方のポイントについて触れてきました。

転職サイトを利用する際には前述のような点を参考にいただき、まずは登録だけしておいて、希望に合致する案件が来たときに詳しく話を聞くという形でも問題ありません。

また、転職エージェントさんとの相性もあるため、ある程度、サイト登録数と時間に余裕を持って登録しておくのが良いでしょう。

みなさんがよい転職ができるよう少しでも参考になれば幸いです。

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