管理薬剤師に残業代がでないのは合法ですか?

1. 転職・職場

管理薬剤師と残業代について法律面から確認していきます。

管理薬剤師で残業代がでないのは違法の可能性がある

労働基準法第41条の第1項第2号の「管理監督者」に該当する場合は、労働時間などに関する適用がなくなるため、会社側は残業代の支払い義務がなくなります。

したがって、管理薬剤師がこの管理監督者に該当する場合は、残業代を支払わなくても違法ではないことになります。

しかし、管理薬剤師は管理監督者に該当するとは限りません。むしろ該当しないケースの方が多いのではないでしょうか。

管理監督者の定義は、労働条件の決定、その他、労務管理について「経営者と一体的立場にある者」とされています。

このような経営者と一体的立場にある管理薬剤師がどの程度いるでしょうか。

正直、チェーン店の管理薬剤師の方などはまず、労働条件や労務管理などの裁量権はないことの方が多いでしょう。

この観点から考えると、実際には管理薬剤師に残業代が支給されないのは違法と見ることができます。

また、管理薬剤師手当をもらっている場合でも、その手当は薬事法第8条に定められている保険衛生上の管理に対する対価と考えられ、よほどの金額でない限り、時間外労働に対する対価とは認められないと考えられます。

今までもらえなかった分の残業代は?これからの分だけでももらえる?

では、今までもらえなかった分の残業代を請求してもらうことは可能かどうか。

残業代不払い請求として、働きかけることは理論上は可能かもしれません。しかし、当然、法律の専門家を雇って、会社側に働きかけ、長い交渉を行う、最悪裁判で争うなど、、、エネルギーを費やす作業となり、実際に実行できる方はかなり少数と言えますね。

これからの分だけだけでももらいたいと思ってもやはり同様の手段をとるか、もしくは同志を増やして労働組合などに働きかけるなども考えられますが、何れにしてもかなりの重労働になる可能性が高いでしょう。

現状で不満が多くなければ、現状維持で継続する、不満が大きければ、管理薬剤師でも残業代が出る薬局に転職する、というのが比較的現実的な対処法と言えるでしょう。

転職の場合は時期とサイトを選んで実行を

残業が多いにもかかわらず、残業代が全く出ない場合は、年収に影響するケースも多いでしょう。

現実問題として、管理薬剤師でも残業代ができる会社がある現状では、そのような会社に移った方が合理的ではあります。

ただし、転職をする場合は、その時期と、利用する転職サイトはよく検討するようしましょう。

時期を誤るとより良い条件の転職を逃すケースがあります。また、転職サイトごとに求人の量や質が異なるため、より良い条件で転職するために、サイトもよく考える必要があります。

 

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