αリポ酸について服薬指導|薬剤師としての説明や注意点について

αリポ酸のサプリについても、近年浸透しつつある感じを受けます。

DHCなどの有名ブランドでも販売されているαリポ酸について、問い合わせがあった場合の内容をまとめてみました。

αリポ酸の特徴

DHCの公式サイトを確認すると、「体内に存在する脂肪酸の一種。ビタミンによく似た性質をもち、生体活動を維持するためにはたらく「補酵素」として作用」とのこと(株式会社DHC)。

パッケージなどをみると、「燃焼系を目指す人に」などの文言もある。

もっと堅いところからの引用として、国立健康・栄養研究所の説明も見てみます。

チオクト酸 (Thioctic acid) とも呼ばれる物質とのこと、そして肝心なところですが、「現時点ではヒトにおいてα-リポ酸に痩身効果があるかどうかは不明であり、今後の科学的な検証が必要」との記載もあります(国立健康・栄養研究所)。

αリポ酸の効果をどう説明する

ATP(アデノシン三リン酸)の産生を助ける点から、食事をエネルギーに変える働きがあるため、糖質などの燃焼をサポートすることが期待できる、、、、くらいでしょうか。

正直、個人的には結構疑問ですが、チオクト酸自体は、注射薬としても発売されているため、それなりに効果は期待できるのかもしれないですね。

ただし、注射薬の効能効果は、「チオクト酸の需要が増大した際の補給(はげしい肉体労働時)」とか、「内耳性難聴」であるので、サプリとは少し意味合いが違ってきます。

チオクト酸の需要が増大した際の補給(はげしい肉体労働時)、Leigh症候群(亜急性壊死性脳脊髄炎)、中毒性(ストレプトマイシン、カナマイシンによる)及び騒音性(職業性)の内耳性難聴

チオクト酸注25mg「日新」

αリポ酸の注意点

一番の注意点は、やはり「インスリン自己免疫症候群」でしょうか。

頻度とかの報告はあまりありませんが、注射薬の添付文書に記載がありますし、低血糖などの自覚症状にには注意するべきかもしれないですね。

相互作用については、注射薬の添付文書を見てもあまり注意が必要なものはなさそうですが、やはり糖尿病の治療をしている患者さんなどは、多かれ少なかれ血糖値やHbA1cなどに影響を与える可能性もあるかもしれないので、サプリを使う場合は医師の了承をとってもらってからのほうが良さそうですね。

αリポ酸はどの程度摂取するべきか

DHCのサプリでは210mgとなっているが、これは多すぎないのか少し心配になりました。

先述した、国立健康・栄養研究所のαリポ酸の説明ページでは、1日量5mgまでなら安全性が示唆とありますが、これはもしかしたら注射の量のことかなと思いました。

その後の記載で、糖尿病に関連した研究報告として、「α-リポ酸を600~1,800 mg/日、4週間経口摂取」などの報告例がありますが、こちらはおそらく経口摂取なのかなと。となると、DHCの210mgそんなに大量とは言えないのかなと安心しました。

ネイチャーメイドのαリポ酸は100mg/日なので、先に勧めるならこちらのほうが安全なのかも、とも思ったり。サプリはなかなか難しいですね。

調剤報酬改定2020は不正請求をしないように

2020年4月から新しい調剤報酬がスタートしますが、対人業務に着眼点がシフトしてきており、今までの調剤報酬と毛色が違ってきている内容もあります。

レセプトも厳しくなってきている中で、曖昧な基準で加算をし、算定要件を満たさないと不正請求とも判断されかねないので、正確な内容の把握が必要です。

新たな調剤報酬の内容の詳細を、わかりやくまとめて確認する場合は、薬剤師のポータルサイトの利用が一般的です。

m3.com:エムスリー株式会社が運営
日経DI:株式会社 日経BPが運営

大手だと上記の2種類ですが、情報の偏りをなくす意味でも複数利用するのが良いでしょう。

なお、いずれも会員登録が必要ですが、無料で使えます

m3.comは業界ニュースの他にも、薬剤師掲示板の機能があり、個々の加算の具体例や、現場の薬剤師が疑問に思うことなどが日々議論されています。

閲覧だけでも勉強になりますが、もちろん自分で質問をして回答をもらうこともできます。

日経DIも業界ニュースが読みやすい形で配信されています。薬剤師掲示板の機能はありませんが、処方薬辞典などこちらも使いやすいコンテンツが無料で使えます。

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今後は、これらの薬剤師ポータルサイトなどを利用して自分の中でしっかりとした算定基準を持つことをが必要です。レセプトの返礼の嵐なんてことにならないようにしっかり継続学習しましょう。

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