調剤薬局に転職するときなど、気になる薬剤師の研修体制について、実例等を交えて確認して行きます。
調剤薬局の研修体制の実例
調剤薬局の薬剤師研修体制について、よくあるパターンをあげてみます。
大まかな内容は以下の通りです。
本部や地方拠点での研修
入社日や入社後数日は調剤薬局会社の本部や地方の拠点で、座学や簡単なロールプレイグを行う研修を行うケースも多くあります。
中規模〜比較的大規模な調剤薬局企業ではこのパターンが結構多い気がします。
規模の大きい企業では処方入力や薬歴を記録するシステムも自社製品のケースもあり、本社研修等で学んだりします。
配属店舗でのメンター制度での研修
実際の配属店舗ではメンター制度(指導者制度)を用いている薬局も多いです。
指導者となる先輩社員についてまわって、調剤全般、機器の使い方、発注、在庫管理、服薬指導などを実例を見ながら学んでいくスタイルとなります。
規模が大きい調剤薬局企業はもちろん、小規模な企業や、個人経営の薬局でもこのような制度を用いているケースは多いでしょう。
いきなり店舗で業務というパターンも
これは自分が経験したパターンですが、調剤未経験の状態で、いきなり店舗配属、初日から散剤の調剤もやったりしました。
さすがに服薬指導は少し期間をおいてでしたが(それでも数週間後にはやってましたが)、特に特定の指導者という方もいなくて、入社数日でほぼ全ての業務をやりました。
当然ミスも多かったですが、その分業務を覚えるのも早かったので、正直、自分はこのパターンで早く一人前になれた気がして良かったです。
研修体制が整っている薬局の探し方
研修体制が整っている薬局を探すには、転職サイトを利用する際に、研修体制が整っている薬局を探している旨を担当者に伝えるのが確実です。
というのも、サイト検索だけで確認できるのはあくまで公開求人だけであり、良い条件が多い非公開求人を確認することはできません。また、サイト検索情報だけでは、本当に研修体制が整っているかを確認できないケースも多いからです。
薬剤師の転職サイトは無料で利用できるため、まずは登録して、研修体制が整っている薬局を希望している旨を伝えるようにしましょう。
なお、利用する転職サイトは基本的に求人数が多い転職サイトにします。
その理由は単純に求人件数が多いほど、研修体制が整っている薬局の求人数も相対的に多くなるからです。
なるべく多くの選択肢から、自分にあった求人を探すようにしましょう。
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