六君子湯の服薬指導|作用機序など、漢方の服薬指導について

六君子湯の服薬指導のポイントについてまとめてみました。

六君子湯の効果は胃炎や食欲不振

胃の症状で最もよく使われる漢方の一つが六君子湯ですね。

胃炎や食欲不振に効果があるとされている漢方薬です。

患者さんに効果を伝える場合は、胃の痛みを改善したり、働きを良くしたりする効果があります。食欲低下の改善も期待できます。。。くらいでしょうか。

ツムラ六君子湯の正式な効能効果は以下の通りです。

胃腸の弱いもので、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすいものの次の諸症:
胃炎、胃アトニー、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐

❕付録:薬剤師クイズ 〜疑義照会が必要かも〜❕

70代男性、以下の継続処方あり。

Rp.1)ジャヌビア50mg 1錠
分1 朝食後     30日分
Rp.2)アジレクト1mg 1錠
分1 朝食後     30日分
Rp.3)アミティーザ24μg 2cap
分2 朝夕食後    30日分

主訴)
・便秘はまだ続いている。薬続けて様子みるよ。
・腰も痛い状態が続いてて、整形で痛み止めのカプセルが追加になった。
・最近トイレに起きる回数が多くて。尿が出るのも少し時間がかかるかな。

上記の患者さんで疑義照会が必要な可能性があります。

六君子湯の作用機序

作用機序を聞いてくる患者さん対策として一応調べてみました。

今回参考にしたのは、nikkei medical 2012.8 別冊付録の内容です。

ポイントになるのは胃で産生されるホルモンのグレリン。六君子湯の機序の一つとして、このグレリンを出しやすくしたり、効果が出やすいようにして食欲や胃の運動の改善をするとされている。

これは患者さんに説明するのはなかなか難しいですが、胃の運動や食欲を改善するホルモンが作用しやすい環境を作る、、、くらいですかね。。。セロトニン受容体拮抗とかシグナル増強とかはもう少し突っ込んだ話になるのでまずは割愛。

なお、作用機序から少し離れますが、六君子湯の構成生薬は6じゃなくて8。紛らわしい。ツムラだとソウジュツ、ニンジン、ハンゲ、ブクリョウ、タイソウ、チンピ、カンゾウ、ショウキョウ。ちなみにタイソウとショウキョウ以外の6種類が君子と例えられるようですね。

六君子湯の用法用量

用法用量は普通の漢方。

1日2〜3回が基本。食前もしくは食間。食後処方は1回は疑義かけるのが無難。

1回1包、1日3回食前の処方であれば、患者さんには、1回1包を1日3回、食前で使ってください、飲み忘れた時は食後でも構いませんよ、、、くらいの説明で。

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