五苓散の服薬指導|作用機序や説明のポイントなど

五苓散の服薬指導のポイントについてまとめてみました。

五苓散の効果は浮腫や急性胃腸カタルなど

むくみや胃腸炎などで処方されるのを見る薬です。

患者さんには体内の水分の流れ正常にしてむくみをとったり、胃腸炎や吐き気に効果がある薬です、くらいを説明するのが良いでしょうか。

しかし、改めて見ると二日酔いや糖尿病に効果があることが明記されているってすごいですね。

ツムラ五苓散エキス顆粒の正式な効能効果は以下の通りです。

口渇、尿量減少するものの次の諸症
浮腫、ネフローゼ、二日酔、急性胃腸カタル、下痢、悪心、嘔吐、めまい、胃内停水、頭痛、尿毒症、暑気あたり、糖尿病

❕付録:薬剤師クイズ 〜疑義照会が必要かも〜❕

70代男性、以下の継続処方あり。

Rp.1)ジャヌビア50mg 1錠
分1 朝食後     30日分
Rp.2)アジレクト1mg 1錠
分1 朝食後     30日分
Rp.3)アミティーザ24μg 2cap
分2 朝夕食後    30日分

主訴)
・便秘はまだ続いている。薬続けて様子みるよ。
・腰も痛い状態が続いてて、整形で痛み止めのカプセルが追加になった。
・最近トイレに起きる回数が多くて。尿が出るのも少し時間がかかるかな。

上記の患者さんで疑義照会が必要な可能性があります。

五苓散の作用機序

作用機序を聞いてくる患者さん対策。。。

Science of Kampo Medicineの記事で、五苓散の一つの作用機序について詳しく述べられています。

五苓散の作用機序のひとつにアクアポリンの阻害があげられる。アクアポリンは細胞膜にある水選択的チャネルタンパク質。細胞膜の水透過性の調節する役割を持っている。何らかの原因でバランスが崩れると行ってはいけない方向に水が行くが、アクアポリンを阻害することでそれを是正する。結果、浮腫や脱水などが改善される、、、ということらしい。

患者さんに説明するとしたら、、、細胞の水分量を調節するたんぱく質に作用して、体の水分の循環を正しくする作用がある、、、くらいですかね。わかりやすくするのはなかなか難しい。

Science of Kampo Medicine 漢方医学 Vol.35 No.2 2011

五苓散の用法用量

ツムラの普通の漢方の用法です。

1日2〜3回が基本。食前もしくは食間。食後処方は1回は疑義かけるのが無難。

1回1包、1日3回食前の処方であれば、患者さんには、1回1包を1日3回、食前で使ってください、飲み忘れた時は食後でも構いませんよ、、、くらいの説明ですかね。

胃腸炎に使う場合は、食事が取れない可能性もあるから、食事取れなくても使ってください、と付け加えてもいいかも。

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