吸入薬の一覧と使い分け|喘息とCOPDのICS、LABA、LAMA、LTRA、SABAの略語、違いなど

04 呼吸器

喘息、COPDで使われる主な吸入薬の一覧と略語、使い分けについてまとめています。

喘息とCOPDで使われる吸入薬の略語

吸入薬の略語をまとめると以下のような感じ。ロイコトリエンは吸入の略語ではないですが、ついでなので。

SABAとSAMAはあまり使わないかも。

ICSとLABA、LAMAは薬剤師なら必須で知ってないとですね。

略語 正式名 日本語
ICS inhaled corticosteroid 吸入ステロイド薬
LABA long-acting β-agonists 長時間作用性β2刺激薬
LAMA long-acting muscarinic antagonist 長時間作用性抗コリン薬
SABA short-acting β-agonists 短時間作用性β2刺激薬
SAMA short-acting muscarinic antagonist 短時間作用性抗コリン薬
LTRA Leukotriene receptor antagonist 抗ロイコトリエン受容体拮抗薬

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一年目で辞めてしまった薬剤師にアンケートを実施した結果、退職理由で最も多かったものはどれ?

A. 勤務時間やシフトの不満
B. 業務内容の不満
C. 人間関係の不満
D. 給与面の不満

喘息、COPDで用いられる吸入薬の一覧

喘息とCOPDで使われる主な吸入をまとめました。

適応は主なものだけしか記載していないので参考程度に。

分類 成分名 製品名 主な適応
ICS シクレソニド オルベスコ 気管支喘息
ブデソニド パルミコート 気管支喘息
フルチカゾンプロピオン酸エステル フルタイド 気管支喘息
ベクロメタゾンプロピオン酸エステル キュバール 気管支喘息
モメタゾンフランカルボン酸エステル アズマネックス 気管支喘息
フルチカゾンフランカルボン酸エステル アニュイティ 気管支喘息
LABA サルメテロール セレベント 気管支喘息、COPD
インダカテロール オンブレス COPD
ホルモテロール オーキシス COPD
SABA サルブタモール ベネトリン、サルタノール 気管支喘息、COPD
プロカテロール メプチン 気管支喘息、COPD
フェノテロール ベロテック 気管支喘息、COPD
トリメトキノール イノリン 気管支喘息
イソプレナリン アスプール 気管支喘息
LAMA チオトロピウム スピリーバ 気管支喘息、COPD
グリコピロニウム シーブリ COPD
アクリジニウム エクリラ COPD
ウメクリジニウム エンクラッセ COPD
SAMA イプラトロピウム アトロベント COPD
ICS+LABA サルメテロール、フルチカゾンプロピオン酸エステル アドエア 気管支喘息、COPD
ホルモテロール、フルチカゾンプロピオン酸エステル フルティフォーム 気管支喘息
ビランテロール、フルチカゾンフランカルボン酸エステル レルベア 気管支喘息
ホルモテロール、ブデソニド シムビコート 気管支喘息、COPD
LAMA+LABA インダカテロール、グリコピロニウム ウルティブロ COPD
ビランテロール、ウメクリジニウム アノーロ COPD
オロダテロール、チオトロピウム スピオルト COPD

配合剤は製品名と関連付けると覚えやすいかも。

アドエアはセレベント+フルタイド。

フルティフォームはオーキシス+フルタイド。

レルベアはビランテロールの単剤は今はなし。ステロイドはアニュイティの成分。

シムビコートはオーキシス+パルミコート。

ウルティブロはオンブレス+シーブリ。

アノーロはビランテロールの単剤は今はなし。LAMAはエンクラッセの成分。

スピオルトはオロダテロールの単剤は今はなし。LAMAはスピリーバの成分。

吸入薬のICS、LABA、LAMA、SABA、SAMA、配合剤の使い分け

気管支喘息とCOPDに分けて使い分けを見ていきます。

気管支喘息の吸入薬の使い分け

発作治療はSABAがメイン。

近年はサルタノール、メプチン、ベロテックあたりがよく使われている印象。

長期管理では、ステップ1でICS、ステップ2でLABAの併用が出てくる。

ICS単独だとフルタイドが多い印象。ICS+LABAだとシムビコート、アドエア、フルティフォーム、レルベア満遍なく使われる印象。配合剤以外のLABAとしてはセレベントがある。

ステップ3まで行くとLAMAも併用するケースあり。喘息で使うLAMAであればスピリーバ。

ステップ4ではICSの他に複数を併用する。

COPDの吸入薬の使い分け

初期ではLAMAが一番使われる。特にスピリーバが多く使われている印象。

その次にLABAやそれらの併用。オンブレスはCOPD専用。

重要度が上がるとICSも併用したりする。ICS+LABAではアドエアとシムビコートとレルベアはCOPDにも適応がある。LAMA+LABAではウルティブロ、アノーロ、スピオルト。

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A. 転職先で経験や技術が不足していると感じた
B. 給料が下がった
C. その後も転職を繰り返すようになった
D. 特に問題になることはなかった

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