_x0008_シムビコートのジェネリックであるブデホルについて|発売日はいつ?薬価や使い方は

04 呼吸器

シムビコートのジェネリックであるブデホルがついに発売となりました。ブデホルについて発売日や薬価、発売しているメーカーなどについて確認していきます。

シムビコートのジェネリックの名称はブデホル|発売は2019年の12月

気管支喘息、COPDの吸入治療薬であるシムビコートのジェネリックがついに発売となりましたね。

個人的には吸入のデバイスはジェネリックで再現するのが難しいのかなという印象だったので、ナゾネックスのジェネリック発売に次いでなかなかインパクトが大きいです。

製品の名称はブデホル吸入粉末剤とのこと。タービュヘイラーの名称はやっぱ使えないんですかね。

ブデホルの名称の由来は成分のブデソニドとホルモテロールですよね。調べてないけど。。。きっとそう。

発売は2019年12月に第一弾。具体的な発売日は12月13日で日本ジェネリックのブデホル吸入粉末剤「JG」が30吸入と60吸入で発売。薬価収載日の12月13日と同日発売ですね。気合が入っとる。

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一年目で辞めてしまった薬剤師にアンケートを実施した結果、退職理由で最も多かったものはどれ?

A. 勤務時間やシフトの不満
B. 業務内容の不満
C. 人間関係の不満
D. 給与面の不満

シムビコートのジェネリック|ブデホルのメーカー|日本ジェネリック(JG)、東亜薬品、ニプロは?

ブデホルは承認自体は2019年の2月15日に取得済み。ちょっともめているみたいな話もありましたが発売までに10ヶ月と結構かかりましたね。

ちなみに承認の時点では3社であり、日本ジェネリック(JP)、東亜薬品、ニプロ。

で、今回の薬価収載は日本ジェネリック(JP)、東亜薬品の2社。ニプロはいずこへ。。。

そして発売となったのは日本ジェネリック(JP)の1製品のみですね。

東亜薬品の製品は薬価収載済みなのでおそらく近いうちに発売されるのでしょう。

ニプロの製品はどうなったのか、公式サイトでも特に言及されてないようですね。今後薬価収載そして発売の予定はあるのか。謎です。

まぁデバイスが再現するのが難しいとか、いろいろあるんですかね。でも承認とっている時点でデバイスの問題はクリアしていると考えるのが妥当ですよね。

シムビコートのジェネリック|ブデホルの薬価は先発の40%

ブデホルの薬価はセンパツの40%とのこと(ミクスonline)。

2019年12月時点の薬価だと、シムビコートタービュヘイラー60吸入が5935.3円で、ブデホル吸入粉末剤60吸入「JG」 が2348.4円なのでだいぶ安いですね。

これはシムビコートを継続している人は結構ありがたいはず。

ブデホルの使い方は

ブデホルの使い方について。

まず大前提の用法用量については、先発とジェネリックで全く同じです。

1. 気管支喘息
通常、成人には、維持療法として1回1吸入(ブデソニドとして160μg、ホルモテロールフマル酸塩水和物として4.5μg)を1日2回吸入投与する。なお、症状に応じて増減するが、維持療法としての1日の最高量は1回4吸入1日2回(合計8吸入:ブデソニドとして1280μg、ホルモテロールフマル酸塩水和物として36μg)までとする。
維持療法として1回1吸入あるいは2吸入を1日2回投与している患者は、発作発現時に本剤の頓用吸入を追加で行うことができる。本剤を維持療法に加えて頓用吸入する場合は、発作発現時に1吸入する。数分経過しても発作が持続する場合には、さらに追加で1吸入する。必要に応じてこれを繰り返すが、1回の発作発現につき、最大6吸入までとする。
維持療法と頓用吸入を合計した本剤の1日の最高量は、通常8吸入までとするが、一時的に1日合計12吸入(ブデソニドとして1920μg、ホルモテロールフマル酸塩水和物として54μg)まで増量可能である。

2. 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解
通常、成人には、1回2吸入(ブデソニドとして320μg、ホルモテロールフマル酸塩水和物として9μg)を1日2回吸入投与する。

シムビコートタービュヘイラー 添付文書

 

1. 気管支喘息
通常、成人には、維持療法として1回1吸入(ブデソニドとして160μg、ホルモテロールフマル酸塩水和物として4.5μg)を1日2回吸入投与する。なお、症状に応じて増減するが、維持療法としての1日の最高量は1回4吸入1日2回(合計8吸入:ブデソニドとして1280μg、ホルモテロールフマル酸塩水和物として36μg)までとする。
維持療法として1回1吸入あるいは2吸入を1日2回投与している患者は、発作発現時に本剤の頓用吸入を追加で行うことができる。本剤を維持療法に加えて頓用吸入する場合は、発作発現時に1吸入する。数分経過しても発作が持続する場合には、さらに追加で1吸入する。必要に応じてこれを繰り返すが、1回の発作発現につき、最大6吸入までとする。
維持療法と頓用吸入を合計した本剤の1日の最高量は、通常8吸入までとするが、一時的に1日合計12吸入(ブデソニドとして1920μg、ホルモテロールフマル酸塩水和物として54μg)まで増量可能である。

2. 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解
通常、成人には、1回2吸入(ブデソニドとして320μg、ホルモテロールフマル酸塩水和物として9μg)を1日2回吸入投与する。

ブデホル吸入粉末剤「JG」添付文書

基本は1回1、2吸入程度を1日2回ですね。そしてシムビコートの最大の特徴でもある、頓用吸入ができる点は、ジェネリックでも引き継がれていますね。

手技的な使い方の話をすると、ブデホルのJGではわかりやすい指導せんがあるのでこれを参考にするのがおすすめ(ブデホル「JG」患者指導箋)。

ブデホルのデバイスの使い方も基本的にシムビコートと同じですね。個人的にはよく再現されているなぁという印象。患者さんにも説明しやすいです。

動画で見たい場合はタービュヘイラーの動画でわかりますかね(成人編吸入動画 タービュヘイラー 環境再生保全機構公式動画チャンネル)。

❕付録2:薬剤師クイズ 〜辞めた後の問題〜❕

一年目で辞めてしまった薬剤師へのアンケートで、「退職後に問題になったこと」で最も多かった回答はどれ?

A. 転職先で経験や技術が不足していると感じた
B. 給料が下がった
C. その後も転職を繰り返すようになった
D. 特に問題になることはなかった

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