薬局の休日当番について、在庫するべきものや加算についてまとめてみました。
薬局の休日当番
日曜や祝日の休日当番について。輪番制や薬剤師会による当番があたる地域もあると思います。
地域の急性疾患の人、冬なんかはインフルエンザの人が結構きたりしますね。
あとは、小児も要注意。大人なら救急車呼ぶほどでない場合は、数日待って受信という判断もあるかと思いますが、子供の場合は、やはり親御さんが心配で、休日診療を受診するケースも多々あると思います。
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B. 業務内容の不満
C. 人間関係の不満
D. 給与面の不満
薬局は休日当番で何を在庫するべき?
普段、決まった処方しか受けてない薬局は、いざ休日当番をやろうとすると何を在庫するべきか迷うと思います。
もっとも良い解決方法は、同じ日に診療しているクリニックと事前に連絡を取り合って、在庫品目を調整しておくのが確実と言えるでしょう。
また、地域の他の薬局で、休日当番の実績がある薬局にどのような品目が出たか聞いておくのも良いでしょう。
薬剤師会による当番制であれば、薬剤師会から休日当番用の薬を借りることができるケースもあるため、確認しておきましょう。
上記のような手段がとれないような場合、用意しておくものとして、やはり急性疾患用の薬は必須と言えるでしょう。風邪やインフルエンザ、帯状疱疹、胃腸炎、膀胱炎などに使う薬ははあると安心でしょう。また、成人用と、当然小児用を忘れないように。0歳時でも使える薬は整理しておいた方が良いかも。
具体例として、以下のような感じでしょうか。
○解熱鎮痛剤
・ロキソニン
・カロナール、カロナール細粒、アンヒバ坐剤
○鎮咳薬
・アスベリン、アスベリン散
・メジコン
・フスコデ
○去痰薬
・ムコダイン、ムコダインDS
・ムコソルバン、ムコソルバンDS
○抗ヒスタミン、抗アレルギー薬
・アレグラ、アレグラDS(6ヶ月から使える)
・タリオン
・アレロック、アレロック顆粒
・ペリアクチン散
・ポララミン
・セレスタミン
○抗炎症
・トランサミン
○抗ロイコトリエン
・オノン、オノンDS
・キプレス・シングレア、キプレス・シングレア細粒
○気管支拡張
・メプチン顆粒orドライシロップ
・ホクナリンテープ
○抗生物質、抗菌剤
・サワシリン、ワイドシリン細粒
・メイアクト、メイアクト細粒
・フロモックス、フロモックス細粒
・クラリス、クラリスドライシロップ
・ジスロマック、ジスロマック細粒
・クラビット
○抗インフルエンザ薬
・タミフル、タミフルドライシロップ
・リレンザ
・イナビル
・ゾフルーザ
○抗ヘルペス薬
・バルトレックス、バルトレックス顆粒
○抗けいれん薬
・ダイアップ坐剤
○吐き気止め
・ナウゼリン、ナウゼリン坐剤
・プリンペラン
○整腸剤
・ビオフェルミン、ビオフェルミン配合散
・ビオフェルミンR、ビオフェルミンR散
ざっと思いつくところをあげてみました。
薬局の休日当番の加算は
祝日や日曜日および年末年始の12月29日〜1月3日において、薬剤師会の輪番制等での開局は、加算として「休日加算」が算定でき、調剤技術料140/100が算定できます。
注意したいのは、通常の営業時間外であるという前提が必要となります。日曜や祝日に日常的に開局している薬局は算定できません。ただし、この場合でも夜間・休日等加算(40点)の方は算定できます。当然両方は算定できません。
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