ミラペックスとビシフロールの違いや換算について|プラミペキソール製剤の一般名なども

ミラペックスとビシフロールのプラミペキソール製剤について、その違いや切り替えの換算、一般名などについて確認していきます。

ミラペックスとビシフロールの違い

ミラペックスとビシフロールはともにプラミペキソールを成分とする製剤ですね。共にベーリンガーが製造販売となります。

その違いは効果時間ですね。ミラペックスは徐放錠のため、効果時間が長く1日1回の使用(ミラペックスLA錠 添付文書)。ビシフロールはパーキンソンで使用する場合は1日2〜3回となります(ビシフロール錠 添付文書)。

また、適応も1点違いがあり、ミラペックスはパーキンソンのみ、ビシフロールはレストレスレッグス症候群にも使えるという違いがあります。いわゆるむずむず脚ですね。

成分は一緒ですが、ミラペックスをレストレスレッグスに使ってる気配があったら疑義照会は必須ですね。ビシフロールで1日1回の用法となるため、ミラペックスだと量が多すぎたり効果時間が長すぎる可能性もありますしね。

その他、腎機能によってミラペックスは禁忌となるため注意が必要。

なぜ名称を分けているのだろうか。。。アダラート方式で行けば、CRとLとかで分かれているが。。。まぁ別名称の方が過誤が少ないかもですね。

❕付録:薬剤師クイズ 〜疑義照会が必要かも〜❕

70代男性、以下の継続処方あり。

Rp.1)ジャヌビア50mg 1錠
分1 朝食後     30日分
Rp.2)アジレクト1mg 1錠
分1 朝食後     30日分
Rp.3)アミティーザ24μg 2cap
分2 朝夕食後    30日分

主訴)
・便秘はまだ続いている。薬続けて様子みるよ。
・腰も痛い状態が続いてて、整形で痛み止めのカプセルが追加になった。
・最近トイレに起きる回数が多くて。尿が出るのも少し時間がかかるかな。

上記の患者さんで疑義照会が必要な可能性があります。

ミラペックスとビシフロールの使い分け

前述の繰り返しとなるが、ミラペックスとビシフロールの使い分けとして、レストレスレッグス症候群であればビシフロール一択。

また、腎機能に応じても使い分けの対象となる。透析患者もしくはクレアチニンクリアランス30mL/min未満の腎機能障害ではミラペックスは禁忌。

ビシフロールでは減量すれば使用することもできる。なので腎機能障害者ではビシフロールが適しているケースがある。

それ以外であればミラペックスの方がコンプライアンスは期待できそう。

ミラペックスとビシフロールの換算|切り替えは

同じメーカーなので換算や切り替えについてもよく解説されている。

基本、1日量が同程度になればOKな感じ。

ビシフロールで1日量が1.5mg(分3)であれば、ミラペックスでも1.5mg(分1)。

0.25mgであれば0.375mg、1.0mgであれば0.75mgと、換算量が若干前後しても良いような感じですね(ベーリンガープラス 製品Q&A)。

切り替え時はビシフロールを最後に服用した翌日から、とのこと。

基本はビシフロールからミラペックスへの切り替えを想定しているようですが、腎機能障害が悪化したようなケースでは逆にミラペックスからビシフロールに切り替えても良いのだと思う。

ミラペックスとビシフロールは併用する?

普通は併用しないと思う。

今の所、自分は併用している処方は見たことはない。

しかしどうなんだろう。パーキンソンの本当の専門医とかが症状の加減で、ミラペックスに少しだけ量を増やしたり、時間帯で量をコントロールするためにビシフロールを加える、、、なんてケースがあるのかもしれない。

また、パーキンソンでかつレストレスレッグスがある場合、ミラペックスでコントロールしつつ、レストレスレッグスの治療としてビシフロールをオンする、、、ないかな。。。

保険もどうなるのかよくわからないですね。この辺は専門の先生の意向によりますかね。

万が一、併用の処方がきたらレセコン入力は、同じ成分として入力ですかね。。。

ミラペックスとビシフロールの一般名

ミラペックスとビシフロールは同じ成分ですが、一般名が異なる少しややこしいパターンですね(厚生労働省 処方箋に記載する一般名処方の標準的な記載(一般名処方マスタ)について)。

まぁmgが同じものがないため、あまり過誤を起こすケースはないとは思いますがちょっと煩わしい。。。

ビシフロールは以下の2種類(別途OD錠はある)

【般】プラミペキソール塩酸塩錠0.125mg
【般】プラミペキソール塩酸塩錠0.5mg

 

ミラペックスは「徐放錠」となりますね。

【般】プラミペキソール塩酸塩徐放錠0.375mg
【般】プラミペキソール塩酸塩徐放錠1.5mg

ジェネリックについてもミラペックスのジェネリックは「LA錠」という名称が入るため、あまり間違えることはないでしょう。

より詳しい情報はポータルサイトでも

今回の記事のような、薬剤師の専門情報はネット検索でもなかなか見つからなかったりします。

より詳しくまとまった情報は、薬剤師のポータルサイトを活用するのも選択肢です。

無料で使える大手の薬剤師ポータルサイトだとm3.com日経DIの2種類が有名どころですね。

m3.comは業界ニュースの他にも、薬剤師掲示板の機能があり、通常のネット検索では見つからないような情報、他の薬剤師の考えなども知ることができます。

閲覧だけでも勉強になりますが、もちろん自分で質問をして回答をもらうこともできます。

m3例

上記はm3.comの薬剤師掲示板の一例です。

日経DIも業界ニュースが読みやすい形で配信されています。こちらは薬剤師掲示板の機能はありませんが、処方薬辞典など使いやすいコンテンツがあります。

ちなみに登録完了までは、1〜2分かかるので、正直少し面倒くさいです。勤務先とかも入力する必要があるので。

しかし、今やらないと後ではもっとやる気にならないので、メリットを感じる場合は今、登録しても良いでしょう。

デメリットとしては、ニュースメールとかが来るようになります。登録するメールアドレスはご注意ください。

勤務先情報を登録しますが、勤務先に電話とかがかかってきたり、本人確認が来ることはないでその点は安心してください。

薬剤師掲示板が便利/m3.comの登録ページへ移動する

 

❕付録2:薬剤師クイズ 〜疑義照会は3箇所?〜❕

60代男性、上気道炎の処方。

Rp.1)PL配合顆粒 3g
分3 毎食後 5日分

Rp.2)クラリス錠200 2錠
分2 朝夕食後 5日分

Rp.3)メジコン錠15mg 3錠
分3 毎食後 5日分

Rp.4)アレロック錠5 2錠
分2 朝食後・就寝前 5日分

主訴)
・風邪をこじらせてしまった。他のクリニックで葛根湯とアレグラ、フラベリックっていう薬をもらってたけど治らなかった。
・風邪とは別だけど、最近トイレに起きる回数が多くて。尿が出るのも少し時間がかかるかな。先生からはとりあえず薬なしで様子見るよう言われた。

併用薬)
整形外科:サインバルタ20mg(1cap朝食後)、トラムセット(2T朝夕食後)
内科:ネキシウム20mg(1cap夕食後)、ベルソムラ15mg(1T就寝前)

疑義照会するべき事項が3つ程度あります。皆さんはいくつわかりますか?

02 神経
ヤクサキ 薬剤師その先へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました