イソジンの一般名とポビドンヨード製剤の一覧

03 法規・ルール

一般名が紛らわしいもの、今回はイソジンをはじめとしたポビドンヨード製剤を確認していきます。

イソジンガーグル液7%の一般名はポビドンヨード含嗽用液7%

イソジンのうがい液が一般名できた場合、まぁ普通にわかるケースがほとんどでしょう。

では、なぜ今回あえてイソジンを取り上げたか。

他に、ポビドンヨード液って結構ある。

仮医療機関側が処方箋発行する時に選ぶのを間違える、というケースも経験しました。

本当はイソジンガーグル処方したいのに、イソジン液10%の一般名できた、みたいなケース。

なので、他のポビドンヨード製剤にどうゆうものがあるか知っておくのも悪くないです。

❕付録1:薬剤師クイズ 〜新人薬剤師の退職理由〜❕

一年目で辞めてしまった薬剤師にアンケートを実施した結果、退職理由で最も多かったものはどれ?

A. 勤務時間やシフトの不満
B. 業務内容の不満
C. 人間関係の不満
D. 給与面の不満

ポビドンヨード製剤の一覧

ポビドンヨード製剤(単剤)をまとめると以下の通りになります。

一般名 代表製品 主なジェネリック
ポビドンヨード含嗽用液7% イオダインガーグル液7% ネオヨジン、イオダイン、ポピヨドン、ポビドンヨード
ポビドンヨード外用液7.5% イソジンスクラブ液7.5% ネオヨジン、イオダイン、ポピヨドン、ポビドンヨード
ポビドンヨードゲル10% イソジンゲル10% ネオヨジン、ポピヨドン、ポビドンヨード
ポビドンヨード外用液10%
(エタノール非含有)
イソジン液10% ネオヨジン、イオダインM、ポピヨドン、ポビドンヨード
ポビドンヨード外用液10%
(エタノール含有)?
イソジンフィールド液10% ポピヨドンフィールド、ポビドンヨードフィールド

正直、普通の調剤薬局であれば、ガーグル以外はほぼ触れないことが多いでしょう。

イソジンガーグルであれば、一般名に含嗽用と入っており、%も7%は唯一なので間違えるリスクは多くないです。

%が10%の場合は少し注意が必要。ゲルとエタノール非含有の外用液、エタノール含有の外用液がある。ただ、エタノール含有のイソジンフィールド液10%の正確な一般名はわかりませんでした。一般的に10%の外用液はイソジン液10%の方がメジャーな気がしますが、、「ポビドンヨード外用液10%」で処方がきた時に、エタノール含有か非含有かわからない場合、、、どうすりゃいんでしょ。。。まぁそうそう来ない処方ですが。

精製白糖・ポビドンヨード軟膏はユーパスタ

ポビドンヨード製剤の番外編。

ポビドンヨードを含む軟膏でユーパスタ(or ソアナースも先発)がある。褥瘡とか皮膚潰瘍とかに使うやつね。この場合はイソジンブランドのイソジンシュガーパスタ軟膏はジェネリックになる。まぁユーパスタの方が有名ですもんね。

ちなみにユーパスタは包装に注意。30gのチューブと100gのチューブ、さらに100gのボトル、500gのボトル、そして8gの分包品がある。8の倍数できたら分包品を意図している可能性が高い。30gならチューブで用意するのがベターでしょう。100gもまぁボトルってことはあまりないよね。。。チューブを要するのが妥当かな。まぁここは法律的にはボトルから該当グラム量りとって渡すのもありでしょうけどね。

最後にもう一個番外編、ポビドンヨード製剤のクリームがある。産婦人科用イソジンクリーム5%。正直みたことないです。でも画像見ると確かにイソジン製剤っぽい。。。ポビドンヨードも奥が深いですね。

❕付録2:薬剤師クイズ 〜辞めた後の問題〜❕

一年目で辞めてしまった薬剤師へのアンケートで、「退職後に問題になったこと」で最も多かった回答はどれ?

A. 転職先で経験や技術が不足していると感じた
B. 給料が下がった
C. その後も転職を繰り返すようになった
D. 特に問題になることはなかった

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