甲状腺機能治療薬の種類と一覧、使い分け

08 内分泌・代謝

甲状腺機能治療薬の種類と一覧、使い分けについて確認していきます。

甲状腺機能治療薬の種類と一覧

分類 成分名・一般名 代表的な製品
甲状腺機能低下症治療薬 レボチロキシン チラーヂンS
リオチロニン チロナミン
甲状腺機能亢進症治療薬 チアマゾール メルカゾール
プロピルチオウラシル チウラジール、プロパジール
ヨウ素製剤 ヨウ化カリウム ヨウ化カリウム丸
ヨウ素レシチン ヨウレチン

❕付録1:薬剤師クイズ 〜新人薬剤師の退職理由〜❕

一年目で辞めてしまった薬剤師にアンケートを実施した結果、退職理由で最も多かったものはどれ?

A. 勤務時間やシフトの不満
B. 業務内容の不満
C. 人間関係の不満
D. 給与面の不満

甲状腺機能治療薬の作用機序

甲状腺機能低下症では代表的なもので橋本病など。

甲状腺ホルモンを補う目的で使用されるのがレボチロキシンとリオチロニン。

甲状腺機能亢進症では代表的なものでバセドウ病など。

ペルオキシダーゼを阻害することで、甲状腺ホルモンの生成を抑えるのがチアマゾールとプロピルチオウラシル。

ヨウ素製剤は少し特徴がある。ヨウ化カリウム丸などのヨウ化カリウム製剤は、甲状腺機能亢進症を伴うケースで使われる。ヨウ素の大量服用による甲状腺ホルモン産生抑制を目的としたケース(参考:KUMA HOSPITAL)。ヨウレチンの方はヨード不足の甲状腺機能低下症の方で使われることが多い。同じヨウ素剤でもヨウ素量として含まれる量が全く異なる。

甲状腺機能治療の使い分け

橋本病などの甲状腺機能低下症では、レボチロキシン(チラーヂンS)、リオチロニン(チロナミン)が選択される。

第一選択はレボチロキシン(チラーヂンS)。リオチロニン(チロナミン)はレボチロキシンの吸収不良などの特殊な場合のみ。

バセドウ病などの甲状腺機能亢進症では、チアマゾール(メルカゾール)、プロピルチオウラシル(チウラジール、プロパジール)が使用される。

第一選択はチアマゾール(メルカゾール)。妊娠希望や授乳中やチアマゾールで副作用がでた場合などはプロピルチオウラシル(チウラジール、プロパジール)が使われる。

なお、まれにメルカゾールにチラーヂンを併用するケースがありますが、バセドウ病の状態を安定させるために用いられる手法。どうも寛解率には影響を与えないため、推奨はされない様子(参考:長崎甲状腺クリニック ホームページ

ヨウ素製剤については、ヨウ化カリウム、ヨウ素レシチンが代表的なもの。ヨウ化カリウムはバセドウ病などの亢進症において、チアマゾール(メルカゾール)を併用して使用するケースがある(バセドウ病のヨード剤併用治療)。ヨウ素レシチンの方は、ヨウ素不足の症状や、眼科領域などで使用されるのが一般的。

❕付録2:薬剤師クイズ 〜辞めた後の問題〜❕

一年目で辞めてしまった薬剤師へのアンケートで、「退職後に問題になったこと」で最も多かった回答はどれ?

A. 転職先で経験や技術が不足していると感じた
B. 給料が下がった
C. その後も転職を繰り返すようになった
D. 特に問題になることはなかった

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