糖尿病薬の注射剤(インスリン・GLP-1)の一覧

糖尿病治療薬のうち、注射剤して用いられるインスリン、GLP-1製剤についてまとめてみました。

インスリン製剤の注射剤一覧(キット製剤)

インスリンのプレフィルド/キット製剤についてまとめてみました。

カートリッジ製剤とバイアル製剤は、現在は調剤薬局だとあまりでないので割愛します。

ちなみに用法としてノボラピッド、ヒューマログ系は食直前、ヒトインスリン製剤のノボリン、ヒューマリン系は食前30分以内が一般的。

現在は持効型がメインで使われているイメージ。持効型をベースに超速攻型やGLP-1製剤を組み合わせるのが多いと思う。なのでノボラピッドとトレシーバを組み合わせているライゾデグなんかも流行りの一つ。持効型のランタスにはジェネリックがあり、特にリリーの方はよく出る印象。

分類 製品名 メーカー
超速効型 ヒューマログ注ミリオペン イーライリリー
ノボラピッド注フレックスペン ノボノルディクスファーマ
ノボラピッド注フレックスタッチ ノボノルディクスファーマ
ノボラピッド注イノレット ノボノルディクスファーマ
アピドラ注ソロスター サノフィ
速効型 ヒューマリンR注ミリオペン イーライリリー
ノボリンR注フレックスペン ノボノルディクスファーマ
混合型 ヒューマログミックス注ミリオペン(25、50) イーライリリー
ヒューマリン3/7注ミリオペン イーライリリー
ノボラピッドミックス注フレックスペン(30、50、70) ノボノルディクスファーマ
ノボリン30R注フレックスペン ノボノルディクスファーマ
イノレット30R注 ノボノルディクスファーマ
配合溶解(ノボラピッド+トレシーバ) ライゾデグ配合注フレックスタッチ ノボノルディクスファーマ
中間型 ヒューマリンN注ミリオペン イーライリリー
ノボリンN注フレックスペン ノボノルディクスファーマ
持効型溶解 レベミル注フレックスペン ノボノルディクスファーマ
レベミル注イノレット ノボノルディクスファーマ
トレシーバ注フレックスタッチ ノボノルディクスファーマ
ランタス注ソロスター サノフィ
インスリングラルギンBS注 イーライリリー、FFP
ランタスXR注ソロスター サノフィ

❕付録:薬剤師クイズ 〜疑義照会が必要かも〜❕

70代男性、以下の継続処方あり。

Rp.1)ジャヌビア50mg 1錠
分1 朝食後     30日分
Rp.2)アジレクト1mg 1錠
分1 朝食後     30日分
Rp.3)アミティーザ24μg 2cap
分2 朝夕食後    30日分

主訴)
・便秘はまだ続いている。薬続けて様子みるよ。
・腰も痛い状態が続いてて、整形で痛み止めのカプセルが追加になった。
・最近トイレに起きる回数が多くて。尿が出るのも少し時間がかかるかな。

上記の患者さんで疑義照会が必要な可能性があります。

インスリン製剤のデバイス名称

インスリンのキット製剤に関して、メーカーごとにデバイスの名称が決まっています。

ノボラピッド系、ノボリン系、ライゾデグ、レベミル、トレシーバを出しているがノボノルディスクファーマであり、今最も使われているフレックスタッチ、フレックスタッチの一世代まえのフレックスペン、握りやすい特徴があるイノレットがあります。

ヒューマログ系、ヒューマリン系を扱っているのはイーライリリーであり、ミリオペンがメジャーなデバイスの名称です。

ランタスやアピドラなどを作っているのがサノフィであり、ソロスターがメジャーなデバイスとなります。

製薬会社 キット製剤の主なデバイス名
ノボノルディスクファーマ フレックスタッチ、フレックスペン、イノレット
イーライリリー ミリオペン
サノフィ ソロスター

GLP-1製剤の注射剤一覧

GLP-1製剤はノボノルディスクファーマ、アストラゼネカ、サノフィ、イーライリリーがそれぞれ一成分ずつ持っているという感じです。

エキセナチドを成分とするものが毎日使用のバイエッタと週1使用のビデュリオンでそれぞれ2種類ずつあるのが注意点と言えます。

一般名 製品名 製薬メーカー
リラグルチド ビクトーザ皮下注18mg ノボノルディスクファーマ
エキセナチド バイエッタ皮下注5μgペン300 アストラゼネカ
バイエッタ皮下注10μgペン300 アストラゼネカ
ビデュリオン皮下注用2mgペン アストラゼネカ
ビデュリオン皮下注用2mg アストラゼネカ
リキシセナチド リキスミア皮下注300μg サノフィ
デュラグルチド トルリシティ皮下注0.75mgアテオス イーライリリー

GLP-1製剤とDPP-4製剤の併用

GLP-1製剤と経口薬のDPP-4製剤の併用は作用点がほぼ同じであり、薬学的に意味のないような感じがしますね。

実際に併用している症例は、多分見たことないような気がします。

イーライリリーの医療関係者向けサイトによるとレセプトが通らない可能性があるようです。

薬剤師としては、併用している症例があった場合、少なくとも初回は疑義をかけるのがセオリーと言えそうですね。

注射剤の針

インスリン製剤、GLP-1製剤で使われる主な針をまとめてみました。基本的に3メーカーが出しているものだけが使われており、どれを使うかは先生の好みとかですかね。薬局側からすると統一してほしいものです。

製品名 メーカー
ナノパスニードルII ナノパス34G テルモ
ペンニードル プラス ニプロ-ノボ
BDマイクロファインプラス 日本ベクトン・ディッキンソン

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