甲状腺機能治療薬の種類と一覧、使い分け

甲状腺機能治療薬の種類と一覧、使い分けについて確認していきます。

甲状腺機能治療薬の種類と一覧

分類 成分名・一般名 代表的な製品
甲状腺機能低下症治療薬 レボチロキシン チラーヂンS
リオチロニン チロナミン
甲状腺機能亢進症治療薬 チアマゾール メルカゾール
プロピルチオウラシル チウラジール、プロパジール
ヨウ素製剤 ヨウ化カリウム ヨウ化カリウム丸
ヨウ素レシチン ヨウレチン

甲状腺機能治療薬の作用機序

甲状腺機能低下症では代表的なもので橋本病など。

甲状腺ホルモンを補う目的で使用されるのがレボチロキシンとリオチロニン。

甲状腺機能亢進症では代表的なものでバセドウ病など。

ペルオキシダーゼを阻害することで、甲状腺ホルモンの生成を抑えるのがチアマゾールとプロピルチオウラシル。

ヨウ素製剤は少し特徴がある。ヨウ化カリウム丸などのヨウ化カリウム製剤は、甲状腺機能亢進症を伴うケースで使われる。ヨウ素の大量服用による甲状腺ホルモン産生抑制を目的としたケース(参考:KUMA HOSPITAL)。ヨウレチンの方はヨード不足の甲状腺機能低下症の方で使われることが多い。同じヨウ素剤でもヨウ素量として含まれる量が全く異なる。

甲状腺機能治療の使い分け

橋本病などの甲状腺機能低下症では、レボチロキシン(チラーヂンS)、リオチロニン(チロナミン)が選択される。

第一選択はレボチロキシン(チラーヂンS)。リオチロニン(チロナミン)はレボチロキシンの吸収不良などの特殊な場合のみ。

バセドウ病などの甲状腺機能亢進症では、チアマゾール(メルカゾール)、プロピルチオウラシル(チウラジール、プロパジール)が使用される。

第一選択はチアマゾール(メルカゾール)。妊娠希望や授乳中やチアマゾールで副作用がでた場合などはプロピルチオウラシル(チウラジール、プロパジール)が使われる。

なお、まれにメルカゾールにチラーヂンを併用するケースがありますが、バセドウ病の状態を安定させるために用いられる手法。どうも寛解率には影響を与えないため、推奨はされない様子(参考:長崎甲状腺クリニック ホームページ

ヨウ素製剤については、ヨウ化カリウム、ヨウ素レシチンが代表的なもの。ヨウ化カリウムはバセドウ病などの亢進症において、チアマゾール(メルカゾール)を併用して使用するケースがある(バセドウ病のヨード剤併用治療)。ヨウ素レシチンの方は、ヨウ素不足の症状や、眼科領域などで使用されるのが一般的。

調剤報酬改定2020は不正請求をしないように

2020年4月から新しい調剤報酬がスタートしますが、対人業務に着眼点がシフトしてきており、今までの調剤報酬と毛色が違ってきている内容もあります。

レセプトも厳しくなってきている中で、曖昧な基準で加算をし、算定要件を満たさないと不正請求とも判断されかねないので、正確な内容の把握が必要です。

新たな調剤報酬の内容の詳細を、わかりやくまとめて確認する場合は、薬剤師のポータルサイトの利用が一般的です。

m3.com:エムスリー株式会社が運営
日経DI:株式会社 日経BPが運営

大手だと上記の2種類ですが、情報の偏りをなくす意味でも複数利用するのが良いでしょう。

なお、いずれも会員登録が必要ですが、無料で使えます

m3.comは業界ニュースの他にも、薬剤師掲示板の機能があり、個々の加算の具体例や、現場の薬剤師が疑問に思うことなどが日々議論されています。

閲覧だけでも勉強になりますが、もちろん自分で質問をして回答をもらうこともできます。

日経DIも業界ニュースが読みやすい形で配信されています。薬剤師掲示板の機能はありませんが、処方薬辞典などこちらも使いやすいコンテンツが無料で使えます。

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今後は、これらの薬剤師ポータルサイトなどを利用して自分の中でしっかりとした算定基準を持つことをが必要です。レセプトの返礼の嵐なんてことにならないようにしっかり継続学習しましょう。

それぞれの公式登録サイトは以下の通りです。

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