漸増・漸減投与の調剤料、レセプト請求について

02 事務・調剤報酬・レセプト

漸増投与、漸減投与の際の調剤料、レセプトについて注意点をまとめました。

同じ成分であれば1剤として計算

平成28年4月より、同一成分であっても同一剤型が複数ある場合は「その数にかかわらず1剤として算定する」とされています。

したがって、漸増投与、漸減投与の場合は同一成分の薬の服用量もしくは服用時点が変わるだけであるため、1剤として計算するのが正しいカウント方法と言えます。

❕付録1:薬剤師クイズ 〜新人薬剤師の退職理由〜❕

一年目で辞めてしまった薬剤師にアンケートを実施した結果、退職理由で最も多かったものはどれ?

A. 勤務時間やシフトの不満
B. 業務内容の不満
C. 人間関係の不満
D. 給与面の不満

投与日数は全てを合わせた日数で

漸増投与、漸減投与は服用量、服用時点が変わっても同じ成分であれば前述のとおり1剤としてカウントしますが、その際の投与日数は全ての日数をたした合計となります。

用法は例外の1剤としてカウントする

漸増投与、漸減投与のうち、服用回数が途中で変わるようなケースでは、例外的な1剤として、調剤料を算定できると考えられます。

最初は朝夕食後で1週間使用し、その次の週は朝食後だけで服用する、などのケースでは朝食後、朝夕食後の服用方法薬剤といずれも別の1剤として算定できると考えらえます。

上記の根拠として、保険調剤Q&A(平成30年度版 発行:株式会社 じほう)のQ45において、リウマトレックスの例があげられており、漸減投与・漸増投与の服用回数が途中で変わる場合も同じ解釈ができると考えられるためです。

 

 

❕付録2:薬剤師クイズ 〜辞めた後の問題〜❕

一年目で辞めてしまった薬剤師へのアンケートで、「退職後に問題になったこと」で最も多かった回答はどれ?

A. 転職先で経験や技術が不足していると感じた
B. 給料が下がった
C. その後も転職を繰り返すようになった
D. 特に問題になることはなかった

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02 事務・調剤報酬・レセプト
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