リレンザの服薬指導|説明のポイントなど

リレンザの服薬指導、説明ポイントなどについてまとめてみました。

リレンザの効能効果、用法用量の基本的事項

まずは、基本的な内容。

効能効果は、当然インフルエンザの治療。と予防も。

用法は1回2ブリスター、1日2回5日間、予防の場合は1日1回10日間。

併用禁忌や併用注意はなし。

頻度が高い副作用は発疹、下痢、悪心嘔吐くらい。あとは0.1%未満。他のインフルエンザ薬同様に異常行動の報告もあり。

4歳以下の幼児に対する安全性は確立していない。逆に言うと5歳以上であればさほど心配なく使用できると考えられる。

妊婦は有益性があれば、授乳婦は授乳は避ける、という添付文書上のいつもの文言。実際は、どっちも大丈夫という考えが一般的。国立成育医療研究センターのサイトでも使用は問題ないという論調。

国立国際医療研究センター 妊娠中・授乳中のお薬Q&A

厚生労働省の資料でも推奨されている。

厚生労働科学研究 妊娠中の人や授乳中の人へ

❕付録:薬剤師クイズ 〜疑義照会が必要かも〜❕

70代男性、以下の継続処方あり。

Rp.1)ジャヌビア50mg 1錠
分1 朝食後     30日分
Rp.2)アジレクト1mg 1錠
分1 朝食後     30日分
Rp.3)アミティーザ24μg 2cap
分2 朝夕食後    30日分

主訴)
・便秘はまだ続いている。薬続けて様子みるよ。
・腰も痛い状態が続いてて、整形で痛み止めのカプセルが追加になった。
・最近トイレに起きる回数が多くて。尿が出るのも少し時間がかかるかな。

上記の患者さんで疑義照会が必要な可能性があります。

リレンザの服薬指導、詳しい操作手順

①吸入器具のカバーを外して、トレーを引き、完全に取り外す。
②薬のディスクをセットし、トレーを吸入器具に戻す
③ブリスターに穴を開ける操作をし、息を軽く吐く
④吸入口をくわえて、空気孔を塞がないように吸入し、2〜3秒息を止める
⑤トレーを引いて戻しディスクを回転せせ、2吸入目を吸う

上記のような流れで説明すれば、最低限のポイントは網羅できています。

うまく使用ができないという患者さんは、ブリスターに穴を開ける操作と、ディスクを回転させる操作が結構忘れがちな印象。デモ器を使って目の前で見てもらうのが良いですね。

リレンザでよく聞かれる質問

患者さんから割と聞かれる点をまとめてみました。

吸った後すぐ水などを飲んで良いか

まぁ、、、良いでしょう。気道粘膜上皮細胞の表面に直接分布という作用機序から考えてまず問題ないと考えられる。

しかし、ちょっと不安に思う気持ちもわかる気がする。。。メーカー等の公式な見解は、少し探した限りだと見つけられませんでした。

一応、まず大丈夫と考えられてますが、心配なら5分程度は間隔みても良いかも、、、くらいでお伝えしても良いかもですね。

2回目吸うのは何時間くらい間隔空ければ良いか

初日の2回目の使用について、どのくらい間隔を設けるかの注意喚起は特になし。

米国の添付文書だと最低2時間とのことだが、個人的には2時間は少し抵抗がありますね。。。特に根拠はありませんが。同じく米国の添付文書では2日目以降は12時間間隔でと記載があるようですね。

公益社団法人 福岡県薬剤師会 質疑応答

可能ならやはり半日程度見てもらうのが理想、難しければ6〜8時間空いてればまず問題ないような気がする。どうしても初日に2回吸いたいという人がいれば、上記の2時間以上という情報を伝えるようにするのが良いかもですね。

薬使ってからどれくらいで出勤(登校)できるか

まずは、薬を使ってからではないという説明。発症した日と、解熱した日がポイント。発症日は発熱した日。

「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」なので、例えば火曜日に熱が出て発症し、木曜日に解熱した場合は、発症後5日経過(6日目)は月曜日、解熱2日経過(3日目)は日曜日、ということで、登校可能なのは月曜からということになる。ちなみに解熱日は解熱剤を使わずに1度も37度を超えなかったという解釈。午後に36度台に下がった、という場合その日は解熱日ではなく、翌日が解熱日となる。

ちなみに上記は学校保健安全法施行規則なので、厳密に言うと必ずしも社会人は従う必要ありませんが、どこの会社も上記に準じているケースが多いので、大人の方にも上記を参考にするよう説明するのが良いかと思います。

より詳しい情報はポータルサイトでも

今回の記事のような、薬剤師の専門情報はネット検索でもなかなか見つからなかったりします。

より詳しくまとまった情報は、薬剤師のポータルサイトを活用するのも選択肢です。

無料で使える大手の薬剤師ポータルサイトだとm3.com日経DIの2種類が有名どころですね。

m3.comは業界ニュースの他にも、薬剤師掲示板の機能があり、通常のネット検索では見つからないような情報、他の薬剤師の考えなども知ることができます。

閲覧だけでも勉強になりますが、もちろん自分で質問をして回答をもらうこともできます。

m3例

上記はm3.comの薬剤師掲示板の一例です。

日経DIも業界ニュースが読みやすい形で配信されています。こちらは薬剤師掲示板の機能はありませんが、処方薬辞典など使いやすいコンテンツがあります。

ちなみに登録完了までは、1〜2分かかるので、正直少し面倒くさいです。勤務先とかも入力する必要があるので。

しかし、今やらないと後ではもっとやる気にならないので、メリットを感じる場合は今、登録しても良いでしょう。

デメリットとしては、ニュースメールとかが来るようになります。登録するメールアドレスはご注意ください。

勤務先情報を登録しますが、勤務先に電話とかがかかってきたり、本人確認が来ることはないでその点は安心してください。

薬剤師掲示板が便利/m3.comの登録ページへ移動する

 

スポンサーリンク
12 感染症
ヤクサキ 薬剤師その先へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました