メトホルミンの一般名とジェネリック|メトグルコとグリコラン

今回は注意したい一般名シリーズのメトホルミンについて。

先発はメトグルコとグリコランですが、実はこの2つ結構違う点があるんですよね。

一般名の違いとジェネリックについて確認していきます。

メトホルミン製剤の先発はメトグルコとグリコラン

メトホルミンは糖尿病治療の第一選択薬の一つです。

安価なのにそこそこ安全で安い。まさに患者さんにとっては理想的な薬ともいえますね。

製薬会社側からも先発の薬価が安いのはアレですが、、、配合剤にももってこいな成分と言えます。ただ、最近は分1のDPP-4、SGLT2がメインになってきているので、配合剤も打ち止め感がありますが。

先発医薬品はご存知メトグルコですが、実はもうひとつグリコランもあります。若い薬剤師さんはもしかしたら知らないかもですね。

さて、メトグルコとグリコランは同じメトホルミン製剤ですが、実は全く別の薬剤として扱う必要があります。

用法とかも結構違うんですよね。メトグルコは、1日最高投与量は2,250mgまで。

一方はグリコランは750mg。少な!

もはや実臨床ではほぼ使われていないグリコランですが、メトホルミン処方で先発希望の患者ように慌てて購入したら間違えてグリコランを買ってしまった、なんて話はちょっとありそう。

メトホルミンの一般名の違い

本題ですが、メトグルコとグリコランでは、一般名が違います。

グリコランの一般名

【般】メトホルミン塩酸塩錠250mg:GL

メトグルコの一般名

【般】メトホルミン塩酸塩錠500mg:MT

参照は厚生労働省の処方箋に記載する一般名処方の標準的な記載

まぁこのようにメトホルミンの一般名は「MT」、グリコランの一般名には「GL」と入ります。

知らないとMTとかGLとか、なのこっちゃってなりますよね。

メトホルミンのジェネリック

メトホルミンのジェネリックですが、当然、一般名処方、もしくは製品名処方に即したものを調剤する必要があります。

まずはメトグルコ500の一般名、先発とジェネリックは以下の通り

一般名 区分 製品名
【般】メトホルミン塩酸塩錠500mg:MT 先発 メトグルコ錠500mg
ジェネリック メトホルミン塩酸塩錠500mgMT「DSEP」
ジェネリック メトホルミン塩酸塩錠500mgMT「JG」
ジェネリック メトホルミン塩酸塩錠500mgMT「TCK」
ジェネリック メトホルミン塩酸塩錠500mgMT「TE」
ジェネリック メトホルミン塩酸塩錠500mgMT「トーワ」
ジェネリック メトホルミン塩酸塩錠500mgMT「ニプロ」
ジェネリック メトホルミン塩酸塩錠500mgMT「ファイザー」
ジェネリック メトホルミン塩酸塩錠500mgMT「三和」
ジェネリック メトホルミン塩酸塩錠500mgMT「日医工」

続いてメトグルコ250についてです。

メトグルコ250はややこしいですが、ジェネリックの区分がなくなりすべての品目が準先発品の扱いになっています。

準先発について確認したい場合はこちら→日医工MPI行政情報

一般名 区分 製品名
【般】メトホルミン塩酸塩錠250mg:MT 先発/後発区分なし メトグルコ錠500mg
先発/後発区分なし メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「DSEP」
先発/後発区分なし メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「JG」
先発/後発区分なし メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TCK」
先発/後発区分なし メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「TE」
先発/後発区分なし メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「トーワ」
先発/後発区分なし メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「ニプロ」
先発/後発区分なし メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「ファイザー」
先発/後発区分なし メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「三和」
先発/後発区分なし メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「日医工」

最後にグリコランの一般名、先発とジェネリックは以下の通り。

一般名 区分 製品名
【般】メトホルミン塩酸塩錠250mg:GL 先発 グリコラン錠250mg
ジェネリック メトホルミン塩酸塩錠250mg「SN」
ジェネリック メトホルミン塩酸塩錠250mg「トーワ」

上記の通り、グリコランのジェネリックは、「MT」という表記がつきません。

実質、臨床でほぼ使われなくなっているグリコランなので、 MTがつかないジェネリックはほぼ使わないと認識しておくと良いかも。

メトホルミンのGLで処方がきたらどうする?

ところで、メトホルミンのGLの一般名処方(もしくは先発のグリコラン処方)がきたらみなさんどうしますか?

個人的にはこのご時世、メトグルコの間違いの可能性が大だと思うんですよね。

正解はまぁ一応問い合わせですかね。グリコラン製剤の意味になってしまてますが、メトグルコの製剤ですよね?とか、用量見てグリコランの用量オーバーしてたら、これだとメトグルコしか適応ないですよ?とかですかね。

先生によってはなんで問い合わせられているかもわからないケースがあるかと思うので、難しいところですけどね。

こっそりメトグルコ側に変えちゃうのも。。。いや、万が一個別指導に当たるとさすがに引っかかるのでお勧めできないですね。

でも、薬剤師側でも気づかずにメトグルコ側に変えちゃっている可能性もあるので注意が必要ですね。

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