湿布のかぶれを防ぐための服薬指導|パップ、テープ剤について

04 疾患

貼り薬の湿布、テープ剤などでかぶれを防ぐ方法をまとめてみました。

湿布、テープの剥がし方に注意する

ある程度粘着力が強い湿布やテープは、剥がし方によってかぶれるケースもあります。

はがそうとする皮膚の周囲を抑えながらゆっくりはがす、湿布やテープをくるくる丸めてはがす、濡れたタオルやぬるま湯で湿らせてはがすなどを患者さんにアドバイスするようにするようのが良いでしょう。

湿布、テープを貼る時の注意点

患部が清潔でないとかぶれにつながる点は患者さんにも注意喚起すると良いですね。

患部を清潔にしてから湿布、テープを貼る、はり替えの際は皮膚を休ませてから貼る(2時間程度空けるよう良いようです)、貼る場所を少しずつ変えながら貼る、お風呂上がりは汗をかくので汗がおさまってから貼るなどのアドバイスが良いでしょう。

それでもかぶれやすい場合はガーゼを1枚おいてその上から貼る方法もありのようです(田上病院のホームページより)。

必要以上に貼り替えないように

必要以上に貼り替えると当然かぶれやすくもなる。

ざっくりとですが、比較的最近のテープやパップ剤は1日1回貼り替えでOKなものが多いのでその点も合わせて指導すると良いかもですね。

ロキソニン外用剤は、テープもパップも1日1回、モーラスは普通のパップは1日2回、XRは1日1回、テープも1日1回、ボルタレンテープ1日1回、アドフィードは1日2回、セルタッチは1日2回、MS系は1日1〜2回といったところ。

参考文献

ロキソプロフェンNaテープ「トーワ」情報サイト

医療法人保善会 田上病院 ホームページ

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