胃腸炎の服薬指導、食事などについてまとめました。
胃腸炎の服薬指導
胃腸炎で出される薬はほぼ対症療法ですね。ウイルス性は当然効く薬はあまりないので。細菌性だとホスミシンとかは一応適応ありますね。
その他は基本的に対症療法なので、絶対に飲んでとまではいかないものが多いですよね。
食後処方でも食事取れないケースもあると思うので、食事摂れなくても使って大丈夫なものであるかは説明した方が良さそう。
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A. 勤務時間やシフトの不満
B. 業務内容の不満
C. 人間関係の不満
D. 給与面の不満
胃腸炎の際の食事について
胃腸炎の患者さんにはよくどうゆう食事を摂れば良いか聞かれることがある。
東京都病院経営本部のホームページが結構参考になります。
ポイントとしては当然ですが、消化に良いもの。
硬いものより柔らかいもの、大きく切ったものより小さく切ったもの、油が少ないものが勧められる。
胃酸の分泌を高めるものは避ける。せっかくガスターとか処方されたのが意味なくなりますしね。胃酸の分泌を高めるものは、簡単に言うと味が濃いもの。細かく言うと、食塩が多かったり、酸味が多かったり、甘みが強かったり、香辛料が多かったり、嗜好飲料なども。
良く噛んで、冷たいものを取り過ぎない、一気に飲まない、なども注意喚起。
具体的に薦められる食事は、おかゆ、煮込みうどん、白身魚、鶏肉、加熱した卵料理、湯豆腐、温めた牛乳、柔らかい煮物など。
落ち着いて考えればわかることが多いですが、患者さんから急に聞かれると出てこないことがあるので、柔らかいもの、小さく切ったもの、油が少ないもの、と覚えとくと良いかもですね。肉は鶏肉系、魚は白身で。
胃腸炎の薬、五苓散の効果は
胃腸炎で最近よく五苓散の処方を見る気がする。
もちろんウイルスに効くわけではないが、五苓散は体内の水の流れを正常に近づけるような作用があるため、嘔吐や下痢、脱水などを水に関わることを改善する作用が期待できるよう。
不思議な薬ですね、糖尿病とかも効能効果に挙げられているし。五苓散の詳しい作用機序とかはまた別の機会にでも。
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